アクセサリーのくすみや汚れ、変色はなぜ起きる？

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金属アクセサリーのくすみや汚れ、錆などの原因は様々です。着用中に付着するものもありますが、素材によっては、金属そのものの特性によるものもあります。今回は、金属アクセサリーの素材ごとの汚れや変色の原因とそうしたトラブルを避けるためのポイントを解説します。

ゴールド

ゴールドが本来の輝きを失い、くすんだり汚れたりする原因は、着用中に付着してしまう皮脂による汚れが一番に挙げられます。着用したり触れたりすることで、目には見えなくとも皮脂で汚れてしまっているのです。そして、時間の経過と共に、付着した皮脂が酸化することで変色の原因となってしまいます。

シルバー

シルバーアクセサリーは、大切に保管していても黒ずんでしまうことがあります。その原因は「硫化（りゅうか）」であることがほとんど。シルバーと空気中の硫黄（いおう）成分が化学反応を起こして結合することで起こります。

ゴールドやシルバーのメッキ

メッキとは、金属などの表面にゴールドやシルバーの薄い膜を施したもので、比較的お手頃な価格でアクセサリーを楽しむことができます。しかし、着用を繰り返していくうちに、摩擦や衝撃によって徐々にメッキが剥がれ、下地の金属が露出してしまうことも珍しくありません。その結果、錆や酸化が進んでしまい、変色してしまうのです。

アクセサリーの変色や傷を避けるためには

アクセサリーは美しい状態で身につけてこそ、その価値を十分に活かすことができるものです。購入したときの輝きのまま長く着用するためには、日頃からのこまめなお手入れがに大切です。

黒ずみ

シルバーの黒ずみのほとんどが、硫化によるものなので、硫黄成分を含むものを近づけないことが大切です。しかし、硫黄は化粧品やゴム製品、肉や魚、野菜などの食品の他、人間の体内で作られるシスチンというアミノ酸にも含まれているため、シルバーのアクセサリーを着用しているだけで黒ずんでしまうこともあります。

そのため、原因から完全に遠ざけることは困難な方もいるでしょう。あまり神経質になりすぎると、アクセサリーを着用すること自体が難しくなってしまいます。できる範囲で硫黄から遠ざけ、黒ずみに気がついたら、シルバー専用の液体クリーナーやクロスを使用して、こまめに汚れを除去することを習慣づければ問題ありません。

傷やメッキの剝がれ

アクセサリーに施された、ゴールドやシルバーのメッキは、使用による摩擦や衝撃で少しずつダメージを受けています。そのため、気をつけていてもいつの間にかメッキが剥がれてしまうということも珍しくありません。そうなる前に、市販のメッキの剥がれを防止するための保護剤を使用するなどの対策ををすると良いでしょう。

サビ

アクセサリーに付着した汗や皮脂は、時間が経つと酸化して、錆の原因になってしまいます。また、着用したまま入浴すると、入浴剤や温泉成分などで錆びてしまうことも。水に触れるときは、アクセサリーを外して、安全な場所に保管しましょう。また、着用後は必ず専用のクロスなどでやさしく汗や皮脂を拭っておきましょう。

保管方法

アクセサリーを保管する場合は、汚れをしっかり取り除くことが重要ですが、その際に、指の皮脂が残らないように注意しましょう。保管は、市販されているアクセサリー専用のチャック付きビニールケースなら、酸化の原因となる物質や空気に触れることを最小限に抑えて保管できるので便利です。

まとめ

金属アクセサリーの汚れやくすみ、錆を防ぐには、日頃のこまめなお手入れが大切です。ちょっとした心がけでアクセサリーを良い状態に保つことができるので、毎日のルーティンに、取り入れてみてはいかがでしょうか。